脳性まひは、運動障害の特性から痙直型(けいちょくがた)※1とアテトーゼ型※2に大別され、さらに、失調型、混合型などに分けられます。
また、下の表のように障害部位別にもいくつかに分けられ、これらを組み合わせて表現することもあります。
最近は、痙直型(けいちょくがた)両まひの患者さんが増え、下肢痙縮(かしけいしゅく)への治療が多くなっています。
痙縮(けいしゅく)とは、筋肉に力が入りすぎて動かしづらい、勝手に動いてしまう、などの状態で、のちに下肢関節の拘縮(こうしゅく)※3や変形・脱臼へとつながり、お子さんの歩行や運動発達に影響が出るおそれがあります。
※1痙直型(けいちょくがた)
手足が硬直し、突っ張った状態になる。
※2アテトーゼ型
意図しないのに勝手に手足が動く。
※3拘縮(こうしゅく)
筋肉が固まって関節の運動が制限されること。