痙縮(けいしゅく)とは、筋肉に力が入りすぎて動かしづらい、勝手に動いてしまう、などの状態です。
脳性まひの患者さんでは、下肢痙縮(けいしゅく)への治療が多くなっています。
下肢に生じる痙縮(けいしゅく)では、かかとが床に着かない尖足(せんそく)の症状が主にみられます。
より重症の場合、はさみ肢位やかがみ肢位のような症状を呈する方もいます。
このような症状があることで歩行に障害が生じたり、衣服が着替えにくい・おむつ交換がしづらい、車いすに座っていられない、こわばった部位が痛む、などの不具合が発生します。
つま先立ちのようになり
かかとが床に着かない
両足が交差してしまい、
股関節が開かない
前かがみ、かつ膝が曲がったままの姿勢になる